嫌な臭いとはおさらば!本の臭いをスッキリ消すための効果的な方法と予防法4選

古本が4冊積み重なっている画像

なんだか本が臭うな・・・。
書斎に入るとなんだかいつもと違う何とも言えないニオイがすることはあるのではないでしょうか。
それは、古い本や長期間本棚に置いている本などが発生させるニオイが原因になっている場合があります。
このニオイのせいで読書の邪魔をされてしまったり家具などについてしまってニオイを取るのが大変な場合もありますよね。
ですが安心してください。
このニオイは、意外と簡単に消すことができてしまいます。
この記事では、そんな本の嫌なニオイを取る方法をプロの古書店員がやり方を詳しく解説していきます。
本の嫌なニオイを消して快適な読書ライフを過ごしましょう。

1. 本のニオイをスッキリ消すための効果的な方法

女性が鼻をつまみながら怪訝な顔をしている画像

本のニオイは、様々な原因や臭いの種類がありますが殆どの臭いを今から紹介する4つの方法で消すことができます。
これらの方法は、専門的な機械や知識がなくてもお家で簡単に行うことができるため誰でも気軽に実践していただくことができます。
例えば、日光に当ててニオイの原因を除去したり、消臭剤などを使ってニオイを吸収してもらうという方法があります。
では、実際にどのような方法があるのかを詳しく解説していきます。

1-1.日光に当ててニオイを消す方法

本が太陽の光に当たっている画像

本のニオイを取る方法として本を日光に当てるというやり方があります。
本を日光に当てることにより本についていたダニなどの虫や細菌、カビなどのニオイの元を減少させることができます。
本を日光に当てる際は、30分から1時間程度が良いとされています。
また、朝方や夕方より10時~15時くらいまでの太陽がしっかり出ている時間帯が最も効率的です。
それでは、必要な道具と詳しい手順をご紹介していきます。

【本に日光を当てるときに必要な道具】

・ビニール手袋
本のニオイがひどかったりカビている場合は、直接手で触れるとかぶれたりするためビニール手袋があると安心でしょう。
・使い捨てマスク
こちらもニオイがひどい場合やホコリがひどい場合は、咳がでてしまう可能性があるためあると安心でしょう。
・ブルーシートなどのひくもの
本を直接地面におくのが気になる方は、用意しておくと安心です。
・重し
本を広げるため重しがあると開きっぱなしにしやすいためあると便利です。

本の日光浴は、以下の手順で行うことで効果的にニオイを減らすことができます。

①本のホコリなど落とせる汚れは落とす
本のホコリなど落とせる汚れは落としましょう。
日光に当てるためホコリなどが付着しているとそこがシミなったりしてしまうため落とせる汚れは落としておきましょう。
手で本を叩くだけでも簡単にホコリは落ちるので効果的です。
ウェットティッシュ等で本を拭いてしまうと水濡れの原因になるため使うのは避けたほうが良いでしょう。

②本を広げる
ホコリが落とせたら適当な場所に本を広げましょう。
その際に本を直接地面に置くのに抵抗がある場合はブルーシートなどがあると良いでしょう。
適当なページを開き重しを置いて30-40分ほど放置しましょう。
そのあと、裏返して更に30-40分放置しましょう。

これで、本のニオイの元を断たせることができそれらが発生させるニオイを消すことができます。
しかし、本を直射日光に当て続けると本が日焼けしてしまい変色する可能性があるため当てる時間はなるべく短しましょう。
また、外出などで長時間放置する場合は常に日陰になるところに放置するようにしましょう。
その他にも風の強い日や湿気が多い日は本の日光浴は避けましょう。
カビなどのニオイのもとが逆に増えてしまったり風で本に変な癖がついてしまう可能性があるからです。
これらに注意して本の日光浴を試してみましょう。

1-2.消臭剤でニオイを消す方法

消臭剤の画像

本のニオイを取る方法として消臭剤を使うというやり方もあります。
市販で売っている無臭の消臭剤を買うだけで簡単に行うことができます。
使用する消臭剤は、必ず無臭の物を用意しましょう。
匂いがあるものを使うと本に付着してしまって他のニオイと混ざり余計に嫌なにおいになる可能性があります。
それでは、詳しい手順をご紹介していきます。

①本を袋に入れて少しページが開くように立てる。

少し離れたところに消臭剤を置いて袋の口を閉め、3~5日放置する。

たったこれだけでニオイが簡単に取ることができます。 時間はかかりますが一番手っ取り早い方法なので是非実践してみてください。

1-3.新聞紙を使ってニオイを消す方法

新聞紙がたくさん積み重なっている画像

本のニオイを取る方法として新聞紙を使うというやり方もあります。
新聞紙のインクに含まれる成分や紙質が本についた嫌なニオイを吸収してくれるからです。

それでは、詳しい手順を紹介していきます。

①新聞紙を用意する
新聞紙は、古くても新しくてもどちらでも構いません。
濡れていたり湿気ていたりするものだけは避けるようにしましょう。

②新聞紙を5ページから10ページ毎に挟む

③それを半日立ったら取り替える

④それを2~3度繰り返す

手順通りおこなうことでニオイを軽減させることができます。
デメリットとしては、完全にニオイを消そうとするとかなりの時間使ってしまうため、普段読まない本などのニオイが強いものを選んで実践してみてください。

1-4.重曹や活性炭を使ってニオイを消す方法

重曹とスプーンの画像

本のニオイを取る方法として重曹や活性炭を使うという方法もあります。
重曹や活性炭は、お掃除のときによく使われる印象がありますがそれだけではありません。
嫌なニオイを消してくれる性質も持ち合わせているためニオイを取るにはとても優れているのです。

それでは、詳しい手順を紹介していきます。

①重曹や活性炭を用意する
重曹や活性炭を用意します。
量は、本の大きさに合わせて用意してください。
目安としては、一般的なコミックサイズの本であれば大さじ1~2杯程度です。

②本を袋に入れる
用意した重曹や活性炭を、紙袋やビニール袋に入れます。
そのあとにニオイがついている本を投入しましょう。
袋を揺らして重曹や活性炭が本全体に行き渡るようにします。
この際に本が直接重曹や活性炭につくのが嫌な場合は、不要になったストッキングや靴下などを利用して本を包むと良いでしょう。

③数日放置する
密封したら2~3日袋に入れたまま放置してください。
重曹や活性炭の効果で本のニオイが取れていきます。

④取り出す
一定期間放置したら、本を袋から取り出し重曹や活性炭を振り落とします。
これでニオイが大幅に軽減されていることがわかると思います。

以上が、重曹や活性炭を使った本の臭いの取り方になります。

デメリットとしては、1-3と同様消臭までに時間がかかってしまうということと、本の状態や臭いの原因によっては、完全に消すことができない場合があるということです。
以上本のニオイを取る方法を4点紹介させていただきました。
この方法を試すことでお家でも簡単に本のニオイを取ることができます。
しかし、きつすぎるニオイなどは取り切れない可能性がありますが何度か別の方法を試すことによってさらに軽減されるので是非試してみてください。

WHAT? 消臭スプレーなどは、利用しないようにしましょう。 ニオイを消すと聞くと消臭スプレーが真っ先に思い浮かびますが、できることならそれらは避けたほうが良いでしょう。 なぜなら、消臭スプレーなどは水分が含まれているため本にそのまま付着してしまうとシワや汚れなど本を傷める原因になってしまうからです。 もし、使用する場合は直接ではなく新聞紙や紙などにスプレーを吹きかけて水分を吸収させニオイの成分だけ飛ばすようにしましょう。

2.本のニオイの原因を知っておきましょう

本棚の画像

本がなぜニオイを放ってしまうのかその原因を理解しておきましょう。
本のニオイの原因を理解することで今後ニオイの予防につなげることができます。
原因は様々ですが、タバコ臭やその他外的要因(芳香剤等)のニオイ以外にも本がもつインクや紙などの成分によって発生してしまうものもあります。

正しく理解してニオイの発生の予防に役立てましょう。

2-1.紙やインクの成分が原因になるパターン

紙とインクの画像

紙やインクに含まれる成分が空気中の成分と反応しニオイの原因となる場合があります。
これらを抑えることは正直なところ不可能です。
年月や光、熱や湿気などの影響を受けてしまうため光が入りにくいところに保管していても年月が経てばどうしても発生してしまいます。
また、発行した会社によって紙の素材やインクの素材が変わってきます。
なるべく太陽光などが当たらないところで保管することで空気中の成分と反応するスピードも遅くなるのでニオイの発生を送らせることができるでしょう。

2-2.古い本や長期間保管された本が原因になるパターン

古い本の画像

湿度やホコリの影響によりニオイの原因となる場合があります。
これらは、ホコリが本に溜まってしまい、ホコリに湿気がたまりカビなどが発生してニオイを放ってしまう場合があります。
例えば、風通しが悪いところに保管しているがためにホコリが溜まってしまいそのホコリが湿気を吸ってカビなどが生えそれらを食物とするダニなどが発生しそれらの死骸がニオイを発生させるということがあります。
程よく風通しがよいところで保管することで湿度やホコリの影響から逃れることができます。
本のニオイの原因は、主に上記2点になるでしょう。
その他にもタバコなどによる外的要因があげられます。
本がなぜニオイを発生させてしまうのかということを理解することで対策がやりやすくなることでしょう。

3.本のニオイを予防する方法

本のニオイを予防する方法の画像

2章で本のニオイの原因が分かったので次は、本にニオイが発生するのを予防しましょう。
本のニオイの発生を予防することで同時に本の良い保管方法にも繋がり一石二鳥になります。

本のニオイを予防するためにズバリいうと環境を改善するということが大事になります。
部屋の隅っこの湿気が溜まりやすいところだったり換気が全くされていないところだとホコリなどが溜まりニオイを発生させる原因になってしまうからです。

それでは、どのような方法で予防すればよいのかを解説していきます。

3-1. 換気の良い場所に置く方法

ドアが少し空いている状態の画像

本のニオイを予防するためには、空気の通りが良いところに保管すると良いでしょう。
2章でも説明した通り湿気などが原因で本がニオイを放ってしまいます。
定期的に書斎を換気するか、人がよく行き来し換気が定期的に行われる場所に置いておくことで湿気などのニオイの原因が溜まりづらくなるため最適です。
本棚に長期的に置いておくとどうしても湿気が溜まってしまうので湿気取りを置いておくと長期間本棚に入れっぱなしでも湿気が溜まりづらくなります。

ですので、なるべく本は換気行き届いている場所に保管することでニオイの予防に繋がります。

3-2.外的要因をなくす方法

外的要因をなくす方法の画像

本のニオイの発生を予防させるには外的要因をなくすことも重要です。
強い匂いがあると家具などに染み付くように本にも染み付いてしまい本のもともと持っているニオイと混ざって嫌なニオイを増幅させてしまいます。
例えば、匂いの強い芳香剤を本棚の近くに置いているとか本棚がある部屋でタバコを吸ってしまうということがあげられます。
本にニオイをつけたくない場合は、強い匂いから離したところで保管すると良いでしょう。

3-3. 古い本や長期保管する必要のない本は処分する方法

男性が本を査定している様子の画像

本のニオイを予防するためには、そもそも古い本や長期保管する必要のない本は処分するようにしましょう。
本は長期保管すると、どうしてもニオイを放ってしまいます。
そのニオイを持ってしまった本を本棚に置いておくとニオイがついていない本にまでニオイが移ってしまう原因となります。
ですので、古くなって読んでいない本や長期保管する必要がない本は、早めに処分してしまうのが最適です。
処分の仕方としては、様々なやり方がありますが著者としては買取業者に売却するのがオススメです。
買取業者に売却することでお金にもなりいらない本を処分でき一石二鳥です。
様々な買取業者があります中、手前味噌で恐縮ですが、著者の所属するBOOKPEDIAの買取について紹介させてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、本のニオイの取り方を紹介させていただきました。

改めてまとめると
・日光に当てて本のニオイの元から断つ方法
・消臭剤を使って本のニオイを取る方法
・時間はかかるが、新聞紙や活性炭などを使ってニオイを取る方法

ということになります。
本のニオイは、どうしても鼻についてしまうため気になる方も多いと思います。
ぜひ、この記事の方法を実践して本のニオイとはおさらばしましょう。
また、不要になった本をずっと本棚においておくとニオイの原因になってしまいます。
不要になった本は、早めに売却するなどをして処分することをおすすめします。

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