【喫煙者必見!】本に付着したタバコの匂いを取る5の方法

書斎ある大切なコレクションの一冊がタバコの臭いに悩まされている経験はありませんか?
時には、読書の楽しみを半減させてしまうほど臭いが強烈な本もありますよね。
特に、古本屋で見つけた本や、喫煙者から譲り受けた本、自分が喫煙者だったりする場合は、その独特の香りがついてしまっている場合が多くあります。

もう臭いを取ることもできないし諦めてこのまま読もうかと思ってる方、少し待ってください。
この記事では、家庭で手軽にできる、本についたタバコの臭いを取り除く方法をご紹介しています。これで、あなたの本がまた新鮮な香りに包まれることでしょう。

タバコの臭いは、その独特の香り成分が紙の繊維に深く浸透するため、本に残りやすいのが特徴です。
しかし、その臭いは決して永遠のものではありません。 読書空間を快適に保つために、今日からでもできる臭い取りのテクニックをみんなで実践してみましょう。

1: お家にあるものスッキリ!本についたタバコの臭いの取り方5選

タバコから煙が出ている画像

結論から言ってしまうとタバコの臭いは、とても強烈なため場合によっては臭いを取り切れない場合があります。
しかし、読書をしているときに感じるあの嫌な臭いは、大半が軽減、なくすことができます。
この章では、その手順を詳しく解説していきます。臭いをすべて取り払い快適な読書ライフを過ごしましょう。

1-1.臭い取りの前に準備するもの

大切な本がタバコの臭いに包まれてしまった時、その臭いを取るために必要なアイテムを10年以上古書店員として働くBOOKPEDIAスタッフが集めてみました。
これらは、ほとんどが家にあるものや、簡単に手に入るアイテムばかりです。 あなたの読書空間を再び快適なものにするために、どうぞ参考にしてください。

1. ホコリを落とす布

布の画像

本の表面に付着したホコリをはらうために柔らかい布が最適です。

2. 乾燥剤

乾燥剤の画像

シリカゲルパックなどの乾燥剤を用意しましょう。
本についてしまった臭いの一部は、湿気が原因になっている場合があります。
これらの乾燥剤が、本から湿気と共にタバコの臭いを吸収してくれます。

3. ジプロックなどの密閉できる容器や袋

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大きめのジップロック袋や、密閉できる容器があれば、乾燥剤と本を一緒に閉じ込めて、臭い取りの効果を高めます。

4. 活性炭や無臭の消臭剤

炭の画像

活性炭は、その構造が臭いの分子を吸着し、空気を浄化してくれます。一方、無臭の消臭剤は、化学反応によって臭いの元を分解・無害化することで、本質的な臭い対策を実現します。

5. 新聞紙

新聞紙の画像

新聞紙に消臭効果があることはご存知でしたでしょうか。新聞紙の素材が本についてしまった嫌な匂いを取り除いてくれます。

これらのアイテムを揃えれば、タバコの臭いがついた本も、きれいに取り除けることでしょう。

1-2.お手軽なもので臭いを取る手順

女性が鼻を摘んでしかめっ面をしている画像

事前準備ができたらタバコの匂いがついた本のニオイ取りに取り掛かりましょう。
本に強烈な匂いがついている場合は、時間がかかってしまう可能性があります。
時間に余裕を持って臭い取りを行いましょう。

1.乾いた布で本の汚れを取る

まずは、乾いた布で本の汚れを取りましょう。
なぜなら、ホコリが付着しているとそれらにタバコ臭いがついてしまっている場合があるからです。
また、ホコリを取り払うことでシミなどの本の腐食を防ぐことができます。
本を直接振ったりしてホコリを取り払うのは、本にダメージが入ってしまう可能性があるためなるべくやめておきましょう。

2.乾燥剤で湿気を取りましょう

読むこともされず長期にわたって本棚に保管されている場合は、湿気てしまっている場合があります。
そのため、乾燥剤などで一度本を乾かすことをおすすめします。
また、乾燥剤には臭いを取る効果もあるため一石二鳥です。本の間に挟み湿気を取りましょう。
その際にジプロックなどに入れておくと乾燥が早く進むのでおすすめです。

3.無臭の消臭剤を試してみる

乾燥剤で臭いが取りきれいない場合は、無臭の消臭剤を使うのをおすすめします。
市販で売っている無臭の消臭剤を買うだけで簡単におこなうことができます。
使用する消臭剤は、必ず無臭の物を用意しましょう。
匂いがあるものを使うと本に付着してしまって他のニオイと混ざり余計に嫌なにおいになる可能性があります。

それでは、詳しい手順をご紹介していきます。
本を袋に入れて少しページが開くように立てます。
少し離れたところに消臭剤を置いて袋の口を閉め、3~5日放置します。
たったこれだけでニオイが簡単に取ることができます。 時間はかかりますが一番手っ取り早い方法なので是非実践してみてください。

4.活性炭を使ってみる

本についたタバコの臭いを取る方法として活性炭を使うという方法もあります。
活性炭は、お掃除のときによく使われる印象がありますがそれだけではありません。
嫌なニオイを消してくれる性質も持ち合わせているためニオイを取るにはとても優れているのです。
それでは、詳しい手順を紹介していきます。
量は、本の大きさに合わせて用意してください。
目安としては、一般的なコミックサイズであれば大さじ1~2杯程度です。


・本を袋に入れる
用意した活性炭を、紙袋やビニール袋に入れます。
そのあとにニオイがついている本を投入しましょう。
袋を揺らして活性炭が本全体に行き渡るようにします。
この際に本が直接活性炭につくのが嫌な場合は、不要になったストッキングや靴下などを利用して本を包むと良いでしょう。


・数日放置する
密封したら2~3日袋に入れたまま放置してください。
重曹や活性炭の効果で本のニオイが取れていきます。
・取り出す
一定期間放置したら、本を袋から取り出し活性炭を振り落とします。
これでニオイが大幅に軽減されていることがわかると思います。

以上が、重曹や活性炭を使った本の臭いの取り方になります。
しかし、きつすぎるニオイなどは取り切れない可能性がありますが何度か別の方法を試すことによってさらに軽減されるので是非試してみてください。

5.新聞紙を間に挟んで臭いを消す

本についたタバコの臭いを取る方法として新聞紙を使うというやり方もあります。
これは、数年前SNSで大きな話題を生んだ方法なので知っている方も多いかもしれません。
新聞紙のインクに含まれる成分や紙質が本についた嫌なニオイを吸収してくれるからです。
それでは、詳しい手順を紹介していきます。

・新聞紙を用意する
新聞紙は、古くても新しくてもどちらでも構いません。
濡れていたり湿気ていたりするものだけは避けるようにしましょう。
・新聞紙を5ページから10ページ毎に挟む
・それを半日立ったら取り替える
・それを2~3度繰り返す

手順通りおこなうことでニオイを軽減させることができます。

これらの方法で本についてしまったタバコの臭いを軽減、またはなくすことができるでしょう。 お家にすでにあるものや簡単に買えるものばかりなので是非実践して本についてしまったタバコの臭いからおさらばし良い読書時間を過ごしましょう。

1-3.臭い取り後の本の保管方法

本が積み重なっている画像

本からタバコや湿気の匂いを取り除いた後は、それを長持ちさせるための適切な保管方法が重要になります。匂いの戻りを防ぎ、本を長く美しく保つための方法を詳しく解説していきます。

本は非常に吸収性が高く、周囲の空気中の湿度や匂いを簡単に吸い込んでしまいます。そのため、匂いを取り除いた後の本は特に、湿度管理と匂いのない環境を保つことが不可欠です。
湿度と温度の管理:本の保管に最適な湿度は40〜50%、温度は20〜22度程度です。湿度計や温度計を使用して、保管環境を一年中一定に保ちましょう。

適切な収納:本を直射日光が当たらない、風通しの良い場所に保管しましょう。
シリカゲルの活用:本棚の各段にシリカゲルのパックを置くことで、湿度をコントロールできます。
匂い防止:活性炭や無臭の消臭剤を本棚の近くに設置して、新たな匂いの侵入を防ぎましょう。
匂いを取り除いた本を正しく保管することで、再び匂いがつくのを防ぎ、長期間にわたってその本の美しさと読書の楽しみを保つことができます。湿度と温度の管理、適切な収納方法は、あなたの大切な本を守るために必要なステップです。

愛する本たちが最高の状態で長くあなたのもとに留まるようにしましょう。 喫煙者の人は、書斎でタバコを吸わないということもお忘れなく。

2: タバコの臭い以外の問題への対処法

本棚の画像

本は時間と共に様々な問題に直面しますが、臭いだけが問題ではありません。ここでは、本に関する一般的な問題とそれらに対する効果的な対処法をご紹介します。

・ページの黄ばみ

    対処法: ページの黄ばみは紙の自然な老化過程の一部ですが、直射日光や蛍光灯などを直あたりを避けることで進行を遅らせることができます。カーテンを閉めたり 適度に電気をけすなど光の当たり方を気をつけることにより黄ばみの進行を抑えることが可能です。

・カビの発生

    対処法: カビは高湿度で発生しやすいため、本を乾燥した風通しの良い場所に保管することが重要です。カビが発生してしまった場合は、軽いカビであれば柔らかいブラシで優しく取り除くことができます。重度の場合は、専門の書籍保存サービスに相談するのが最善です。

・本の損傷

    対処法: 折れや破れは、丁寧な取り扱いと適切な保管方法で防ぐことができます。小さな破れは、酸化しない特殊な修復テープで修理することが可能です。しかし、修復作業は慎重に行う必要があるため、価値の高い本の場合は専門家に相談することをお勧めします。

3: 長期間本を美しく保つ秘訣

若い女性が本棚をクリーニングしてる画像

愛する本たちを長期間、美しく保つためには、日常的なお手入れと適切な保管方法が必須です。本章では、本を長く大切にするための秘訣をお伝えします。読書が一層楽しくなるよう、簡単で効果的な方法をご紹介しましょう。

・湿度と温度の管理

重要性: 本の紙は湿度や温度の変化に非常に敏感です。適切な環境を保つことで、黄ばみやカビの発生を防ぎます。
実践法: 室内の湿度は40〜60%、温度は18〜22度が理想的。湿度計や温度計を利用して環境をチェックしましょう。

・直射日光を避ける

重要性: 直射日光は本の色褪せの原因になります。特に背表紙は日光に弱く、色が褪せやすいため注意が必要です。
実践法: 本棚を日光が直接当たらない場所に設置するか、カーテンで光を和らげましょう。

・適切な収納

重要性: 本を立てて収納することで、形崩れを防ぎ、アクセスもしやすくなります。
実践法: 本が倒れないようにブックエンドを使用するとより効果的です。

・定期的なお手入れ

重要性: 定期的なホコリ取りや軽い清掃は、本を長期間美しく保つのに役立ちます。
実践法: 柔らかい布やブラシを使って、定期的に本棚と本のホコリを払いましょう。 これらの基本的な方法を日常的に行うことで、本を美しく、そして長く楽しむことができます。簡単な手入れが、大切な本たちを時間の経過から守ります。

まとめ

以上のようにタバコの匂いが染み付いた大切な本は、読書体験を損なう原因になります。しかし、家庭で簡単にできる臭い取り方法を試せば、本がまた新鮮な香りを取り戻すことができるのがおわかり頂けたかと思います。
改めてまとめると

  1. 必要なアイテム:
    柔らかい布:表面のホコリ取りに。
    乾燥剤(シリカゲルパックなど):湿気と匂いの吸収。
    密閉容器/ジップロック:乾燥剤と本を一緒に保管。
    活性炭/無臭の消臭剤:匂いの分子を吸着。新聞紙:匂いの吸収。
  2. 臭い取り手順:
    布でホコリを取り、乾燥剤で湿気を除去。
    密閉容器やジップロックで保管し、乾燥剤と一緒に置く。
    活性炭や消臭剤を使用して、さらに匂いを吸収。
    新聞紙を本の間に挟むことで、臭いをさらに取り除く。
  3. 臭い取り後の保管方法:
    匂いを取った後の本は、湿度40〜50%、温度20〜22度の場所に保管。
    直射日光を避け、風通しの良い場所で保管する。
    シリカゲルを本棚に置き、湿度コントロール。
    活性炭や無臭の消臭剤で、新たな匂いの侵入を防ぐ。

ということなります。
タバコの臭い以外の臭いが気になる方は、ぜひこの記事も参考に呼んでみてください。

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これらの方法を実践して、タバコの匂いやその他の問題を解決し、快適な読書ライフを取り戻しましょう。

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